解決事例
2025/10/23 2025/10/27

盗撮事件(否認)で早期釈放・不起訴を獲得した事例

ご相談内容など

Aさんが、痴漢の容疑で逮捕後に、奥様からお問い合わせいただきました。他の弁護士が初回接見したところ、Aさんは盗撮をしていないと主張されていたようなので、早期釈放・不起訴を目指してほしいと依頼を受けました。

解決内容

■身柄解放について

依頼を受けた日には、Aさんは既に検察庁に送検されていたため、すぐに検察庁に接見に行き、その後、警察署でも接見を行いました。詳しく話を聞いたところ、盗撮は被害者とされる方の勘違いである可能性が高いと考えました。 そこで、裁判所に対し、本件は冤罪である可能性が高く、Aさんが被害者とされる方への接触はしない旨の誓約書などを付した意見書を提出しました。 そうしたところ、裁判所は、勾留請求を却下したため、10日間勾留されることはありませんでした。

■処分について

検察官に対しては、Aさんの供述が不合理ではないこと、被害者とされる方が勘違いをしている可能性が高いことなどを主張しました。そうしたところ、無事に、嫌疑不十分で、不起訴となりました。

コメント

国選弁護人は、勾留決定後にしか選任されませんが、本件は、早期に私選弁護人を選任したことにより、勾留されなかった事例であると言えます。否認事件ではありましたが、無事に早期釈放でき、当職としてもかなり安堵しました。

さらに、取り調べの対応についても様々アドバイスさせていただき、結果的には、嫌疑不十分の不起訴となり、前科が付かなかったことも良かったと思います。

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